安定期に入って体調も良かった時期に、今まで経験したことのない下腹部痛がありました。
21週目
前の日の夜から、子宮右側に筋肉がつる痛みが少し
次の日、痛くて起き上がれない
10分ほど
キリキリ 引っ張られてるような痛み— あみん@ゆるりと期待して任活 (@akamame59) October 14, 2019
言葉では表せないほどの激痛で、歩けない・横になっても痛い・痛みが収まらない。
担当医に診てもらった結果、「子宮が大きくなることによる痛みの円靭帯痛」と診断されました。
とにかく強烈な痛みで、
初めての妊娠で原因も分からず、診断されるまでは不安だった今回の経験。
ここでは、私が下腹部痛を円靭帯痛と診断された時の症状や痛みをまとめています。
- 妊娠初期から中期にかけて下腹部に強い痛みがときどき起こる方
- 激痛すぎて原因がわからず不安な方
最後まで読んでみてください。
もしかしたら、その痛みは私と同じ円靭帯痛かもしれません。
【2020年3月追記】
2月に無事3000g越えの娘を出産しました!( ´∀`)
妊娠中期・22週目に私を襲った激しい腹痛
![](https://amin01.com/wp-content/uploads/2019/10/freestocks-org-xTedodxYTuQ-unsplash-2.jpg)
安定期に入ってから体調が良すぎて、自分が妊婦なのも忘れるくらい毎日を順調に過ごしていました。
ある日、旦那の仕事のため、朝6時に起床。
見送った後にもう一度寝ようと、なんとなくベッドの中で軽く伸びをした、その瞬間。
右の下腹部(ちょうどコマネチの部分)にビキッと瞬間的な痛み。
一瞬ですが、「イタタッ!」思わず声に出してしまう痛さでした。
姿勢を正してみると痛みはもうなかったので、そのまま2度寝。
1時間後、意気揚々とベッドから起きようとした瞬間。
ピッキーーーン!!!
イタタタタタ!痛ーい!!!
さっきと同じ場所に今度は激痛!
いきなりの激しい痛みに動きがとまる。う、動けない…
姿勢を正して様子みようとするも、
少しでも動こうとしたら痛みが響いて動けない…
ゆっくり姿勢を変えて起き上がってみるも、痛い。
もう一度横になってみました。
横になってるのに痛みは引かず、むしろ強くなっていく痛み。
ズキンズキンと深く脈打つような痛みで、左側にも痛みが出てきた〜!
【どれくらい続いた?】
ズキズキする激痛はピークで40分間・丸1日続いた
40分ほど強い痛みが続いて、ようやくおさまりました。
歩こうとすると小さな痛みが響くのでゆっくり歩いて、
トイレで出血確認をしてみましたが、出血はなし。
痛みがありながらも、赤ちゃんの胎動はいつも通りだったので少し安心しました。
朝のピーク時ほどの痛みはもうありませんでしたが、
その後も座って立ち上がろうとすると痛みが走るので、一日中ゆっくりな動作しかできませんでした。
結局、次の日まで小さな痛みが断片的にあって、
完全に無くなるということはなかったです。
【痛みが出た場所】
真ん中の子宮なく左右の卵巣あたり
ベッドで横になって様子を見ている時に、すぐさまネットで検索してみた私。
調べたのですが、「足の付け根」「子宮のあたり」「下腹部」などざっくりした表現が多くて自分と同じ場所なのかそうでないのか特定できず。
私が激痛に襲われた「右下腹部」は、わかりやすく言うと
コマネチをしたときに手が当たる位置。
足の付け根とヘソの間で卵巣がある位置でした。
![](https://amin01.com/wp-content/uploads/2019/10/-1-e1572297148341.png)
【どんな痛み?】まるで誰かに筋肉を引っ張られてる強い痛み
言葉で例えるなら、
「誰かが体の中で筋肉を上からと下からめいっぱい引っ張ってる」ような痛みでした。
生理痛や生理前のシクシクしたような子宮からくる痛みや、お腹を下した時の痛みではなくて、筋肉の筋の痛みでした。
その他にも、
- ブチブチとちぎれるような痛み
- 電気が走るような痛み
- つるような痛み
- 一瞬ではなく10分以上続くツーンとする痛み
- 七転八起するような激痛
- 咳やくしゃみをするとお腹がきゅーっとつる痛み
yahoo知恵袋より抜粋
と表現している人もいます。
お腹全体に広がる痛みではなく、部分的で強く強烈な痛みです。
【医者に行く】円靭帯痛と診断される
旦那の帰りを待って、すぐ担当医に診てもらいました。
エコーで見てもらうも赤ちゃんには異常なし。
子宮頸管の長さも、40mmほどと心配のない状態でした。
痛みの原因は「リガメントペイン」(靭帯痛)と判断、
「赤ちゃんが急激に大きくなることで、子宮まわりが引っ張られる痛み」でしょうと言われました。
妊娠中の円靭帯痛とは?
円靭帯痛とは、妊娠中の子宮が大きくなるにつれて子宮を支えている靭帯が引っ張られることによって感じる痛み。
円靭帯痛は妊娠経過に伴い起こる正常な体の変化です。
非妊時の子宮は約60グラムといわれていますが、妊娠末期には肋骨に届くほど大きくなります。 もともと数センチしかなかった子宮を支えている円靭帯は発育とともに引き延ばされて、最終的には30センチほどになります。 特に妊娠15週から25週くらいまでは急激に子宮のサイズが大きくなる時期です。この時期に一致して感じる、「下腹部痛」、「子宮の前の方の痛み」、「足の付け根の突っ張る感じ」、「体を動かしたときの下腹部の張ったような感じや痛み」などの症状は、切迫流産、切迫早産などが除外できれば「円靭帯痛」と診断されることが多いです。
海外サイトもいくつか調べてみました。
画像が分かりやすかったので、貼っておきます。
ちょうどこのラウンドリガメント(Round ligament)がある場所が
今回、わたしにも起きた痛みでした。
子宮は、骨盤からつながる2つの靭帯によって支えられている。これらをラウンドリガメントと言う。子宮が大きくなる段階で、靭帯は引っ張られて細くなる。この時期に激しい動作や運動をすることで、より痛みを生じることがある。
・咳やくしゃみ・笑ったとき・寝返りをうったとき・急に立ち上がったときなど
思い当たることばかり。
どうやら、私の場合は子宮が大きくなろうとしていた時に、ベッドから勢いよく起きようとした動作が痛みの引き金になったようです。
妊娠初期から痛みがある妊婦さんも!ズキズキ腹痛の前兆
円靭帯痛は、安定期に入って子宮が大きくなる時期にある痛みらしいですが、
妊娠初期から痛みがあった人や、妊娠後期に入ってから初めて出る人もいます。
[ptimeline color=”pink”]
[ti label=”1回目の痛み” title=”つわりが終わった10週目あたり”]
日によって同じ場所(右側の股関節部分)に一瞬だけつるような痛みが始まる。
検診の時に診てもらうが問題なし。
赤ちゃんも順調。[/ti]
[ti label=”激痛の1週間前” title=”妊娠21週目”]
またもや同じ場所(右側卵巣付近)につる痛み。
その日の朝は10分ほど起き上がれない痛みでした。[/ti]
[ti label=”激痛” title=”妊娠22週目”]
起き上がれない・歩けないほどの痛みが40分ほど続く。[/ti]
[ti label=”その後も痛みはあった” title=”妊娠27週目”]
朝、目が覚めてベッドに横になってる状態で、また同じ場所に痛みが数分でる。
靭帯が伸びきったのか、ゆるい痛み。同時に胎動も感じました。[/ti]
[/ptimeline]
[jin-fu。en3 text=”yahoo知恵袋からの体験談”]
円靭帯痛の痛みを和らげる方法はなし
円靭帯痛を和らげる方法は特になく、痛みが出たら安静にすること。
痛みがひどいようなら、カロナールなど妊婦が飲める痛み止めを処方してもらってもいいかも。
妊娠中にあるその他の下腹部痛の原因
妊娠中にある下腹部の痛みは、円靭帯が伸びる痛みだけではありません。
- ホルモンバランスの乱れから便秘・下痢による痛み
- 子宮が大きくなることによる痛み
- 切迫流産の恐れがある痛み
- 上位胎盤早期剥離による痛み
- 子宮外妊娠による痛み(妊娠初期のみ)
おへそ周りが小さくシクシク痛むのは、子宮が大きくなる痛みの場合が多いです。
また、妊娠中はホルモンバランスの乱れ・子宮が胃腸を圧迫することによって下痢や便秘になり、下腹部痛が起こることもあります。
これらの痛みは、赤ちゃんには特に影響はないので心配することはありません。
妊娠中のこんなお腹の張り・痛みは要注意
危険なのは、
切迫流産・常位胎盤早期剥離・HELP症候群によるお腹の張りや下腹部の痛み。
- 鮮血の出血がある
- しばらく休んでも治まらない
- 持続的な痛み
- 1日でトータル10回以上、張る
- 妊娠29週以前で、1時間に3回以上張る
- 妊娠30週以降で、1時間に5回以上張る
妊娠中の腹痛 ①切迫早産
妊娠22週〜37週未満で赤ちゃんが下に降りてきて子宮口が開いてしまう状態。
重たい生理痛のような痛み・お腹の張りが続く・出血があるときは注意が必要です。
出血がなく自覚症状が無い人もいるらしいので、少しでもいつもと違うなと思ったらお医者さんに見てもらいましょう。
切迫早産と常位胎盤早期剥離、大きな2つの経験をした漫画家のあさのゆきこ(@asayukiyaco)さんの記事がためになります。参考に見てみてください。
妊娠中の腹痛② 常位胎盤早期剥離
常位胎盤早期剥離とは、子宮壁から胎盤が剥がれてしまうこと。
赤ちゃんとママの命にも危険がおよぶ重大な事態なので、以下の症状が出たらすぐ病院に行くこと!
常位胎盤早期剥離に関しては「上位胎盤早期剥離って何?」でも細かく詳細が載ってます。
妊娠中の腹痛③ HELP症候群
HELP症候群とは、妊娠高血圧症候群が重症化すること。
症状は脳出血・肝臓・腎臓機能の障害・けいれん発作など、ママさんの命の危険に関わる怖い病気です。
発症者の90%は、妊娠高血圧症候群を発症している妊婦だそうです。
高血圧気味な人も注意が必要です。
素人判断は危険。
少しでも不安なら担当医にすぐ電話・検診!
今回の私が経験した円靭帯痛は、想像もしてなかったほどの激痛でした。
結果、靭帯が伸びるだけのことで安心しましたが、
人によってはズキズキする痛みで診察してもらったら「切迫流産の危険」と言われ絶対安静になった人もいます。
・胎動があるから大丈夫
・出血してないから様子を見よう、ではなく、
少しでも普段と違ったら、お医者さんにすぐ電話するか検診してもらいましょう。
私たちが個人で判断するのは危険です。
放っといて大事になるよりは、
心配して調べたけどなにも無かったくらいの取り越し苦労がいいです。
お互い貴重なマタニティライフ、体調には気をつけて楽しくすごしましょう!
あみんでした