こんにちは、あみん(@amin14815387)です。
豪華客船のスパで働くには、
- スタイナーもしくはキャニオンランチに応募
- 面接合格
- スタイナーの場合、ロンドンアカデミーにて研修
- 乗船
といった流れになります。
マッサージセラピスト・美容師・ネイリスト・ビューティセラピスト・フィットネスと職種別にまとめてみましたので最後まで読んでみてください🙇
スタイナーのロンドン研修とは?
豪華客船に乗船すると即戦力として働くことになります。
そのために、スタイナーのメニュー・商品(エレミス化粧品)の知識・営業・コンサル・セミナーの仕方をロンドンでみっちり習います。
マッサージセラピスト・ビューティセラピスト・ネイリスト・美容師・レセプショニスト・フィットネスのためのロンドンの学校が「スタイナーアカデミー」。
そこで、短くて3週間〜長くて2ヶ月ほど自分が乗る船が決まるまで研修を受けます。
※鍼灸師だけは、マイアミの本社にて研修になります。
ロンドン研修の流れ
スタイナーのロンドン研修って具体的にはどんなことするのか?
アカデミーでの3週間の流れをまとめてみました。
[ptimeline color=”green”] [ti label=”研修1日目” title=”オリエンテーション”]
- 朝8時頃から開始
- 健康診断を受けてない人は、スタイナー提携のクリニックへ移動(血液検査)
出国前に健康診断を受けた人は先にアカデミーで待機。 - アカデミーにて制服支給・ビザ代支払い・必要書類提出・スタイナーの会社概念について説明会[/ti]
[ti label=”2日目” title=”授業スタート”]
- 多目的ホールにて、同期・学園理事長の前で英語で自己プレゼンテーション
- 各職種ごとの教室に分かれて授業スタート[/ti]
[ti label=”1週目” title=”授業と試験”]
- 月〜金 8 : 30〜17 : 30
ディープティッシューマッサージの習得
エレミス化粧品の勉強・接客の仕方 - 土曜日
ディープテッシュー実技試験
(ゲストお迎え〜マッサージ50分〜クロージング一通りやる) - 日曜日
エレミス・ボディケア製品の筆記テスト
美容師・ネイリストは土日休みの場合が多い。[/ti]
[ti label=”2週目” title=”新しいコースの習得”]
- ビューティセラピストはちがう教室に分かれる(フェイシャルの授業スタート)
- マッサージは、Hot stone・Sea weed wrap 授業スタート
週末に実技テスト - 美容師・ネイリストはこの時点で船が決まり、乗船する人がほとんど。[/ti]
[ti label=”3週目” title=”更にクラス分けされる”]
- マッサージもしくはビューティーから数人、
痩身トリートメント専用のクラスへ選抜される。 - マッサージも2つのグループに分かれて授業を進める。
引き続き、マッサージ・コンサル・セミナー・スパツアーの練習
[/ti][/ptimeline]
基本、授業は平日のみの8:30〜17:30までです。
昼休憩がだいたい1時間ほどもらえます。授業が押してると短縮されることも😅
職種別・アカデミーで勉強する科目・内容
ロンドン研修、それぞれの職種は何を習うのかを詳しくまとめてみました。
職種別に見たい方は、ジャンプしてね
マッサージセラピスト
ロンドン研修で、いちばん生徒数が多い・授業内容が多いマッサージセラピスト。
ロンドン研修で習うマッサージの種類
- ディープ・テッシュー・マッサージ
- アロマ・オーシャンラップ・マッサージ
- タイ・ポーティス・マッサージ
- ホットストーン・マッサージ
- バンブーマッサージ
基本的に習うのは、この5種類。
①スタイナーの基本になるマッサージ。
②エレミスの海藻パック+全身オイルマッサージ。
③熱したハーブパッドを使いながら全身マッサージ。
④マッサージの定番のひとつ、ホットストーン。
⑤熱した竹の棒を使うマッサージ。
スタイナーの手技は、肘を使うロミロミのようなマッサージです。
先生曰く、海外のゲストは筋肉質・大柄な人が多い(コレ事実)ので、
セラピストの腕を傷めないようにエルボーを使う手技が多いとのこと。
ディープテッシュ・オーシャンラップ・ホットストーンは実技テストがあって、
確実に手技を覚えなければ合格はもらえません。
手技以外にも、施術前のボディブラッシングの仕方、シーツの使い方、ベッドメイキングの方法、コスメ・オイルの置き方など、全てにマニュアルがあるスタイナー。
施術中のことだけでも習うことはたくさんあります。
船に乗って実際に仕事するとついつい自己流になっちゃって
マニュアルなんて忘れちゃうんですけどね😅
とにかく、初めの1週間はホントに大変。
2・3週間目は、英語話せなくてヒヤヒヤしてたけど、
もう疲れがピークで私は授業中よく眠くなってました😂
研修中はすべて習った通り100%完璧に覚えないと、
試験に合格できず強制帰国されることもあります!
その他に習う項目・授業内容
- カウンセリング
スタイナーのマニュアルに沿って、施術前・後のゲストへのカウンセリング・商品紹介の練習 - エレミス商品
マッサージセラピストはボディケア商品の筆記テストがあります。 - スパツアーの練習
スパツアーとはクルーズ初日にスパに訪れたゲストにスパを案内してまわること。
スタイナーが重要視しているリテールを成功させるための授業内容です。
リテールとは、エレミス化粧品の販売のこと。
海外サイトTIME TO SPAで実際にスタイナーが船で扱ってる商品が全て載ってます!予習しておくといいよ!
船に乗ったらすぐ売れる販売員になるよう、
研修では毎日のようにリテールのロープレ、売上を円滑にするような施術前のカウンセリング方法などをします。
この授業、本当にイヤだった〜。
例えば、予習もなくいきなり「ホットストーンについてのアドリブプレゼンをやれ!」と言われたりして、皆の前で英語でプレゼンしなきゃだったり。
英語ゼロの私には辛かった〜。
何度も言いますが、、、
英語力がないと研修は本当に自分の首をしめるだけ。
英語をなるだけ話せる・聞けるようにして臨みましょう!
ビューティセラピスト
専門的なことを習うので、
ある意味マッサージセラピストより英語力が必要な職種。
ロンドン研修で習うマッサージ・フェイシャルの種類
- ディープ・ティッシュー・マッサージ
- アロマ・オーシャンラップ・マッサージ
- エレミス・プロコラーゲン・リフトフェイシャル
- エレミス・オキシダミー・フェイシャル
- エレミス・トリエンザイム・フェイシャル
- ラ・セラピー フェイシャル 2種類
ビューティセラピストも、マッサージから習います。
①スタイナーの基礎的なマッサージ
②エレミス海藻パック + 全身マッサージ
③ハンド・フット・デコルテマッサージがついたフェイシャル
④美顔器を使ったマイクロカレントフェイシャル
⑤酵素を使ったクレンジングフェイシャル
エレミスフェイシャルの他にも、
La Therapie(ラセラピー)というコスメと美顔器を使ったフェイシャルを習います。
La Therapie(ラセラピー)
パリ発祥のコスメブランド。
スタイナーでは、マイクロカレント・ガルパニック・ハイフルクエンシーを導入した美顔器とセットでフェイシャルを行なう。
その他に習う項目・授業内容
- カウンセリング
スタイナーのマニュアルに沿って、施術前・後のゲストへのカウンセリング・商品紹介の練習 - エレミス商品
エレミスのボディケア商品・フェイシャル商品の筆記テストがあります。 - スパツアーの練習
スパツアーとはクルーズ初日にスパに訪れたゲストにスパを案内してまわること。
フェイシャルは、美顔器の説明(安全性や注意事項)、
皮膚の構造の説明を英語でできなければいけない職種です。
英語力がマッサージセラピストよりも必要な職種で授業内容も深いため、
たいていは最低でも4〜5週間、ロンドンでの研修が必要になります。
痩身トリートメント専用のセラピスト
実は、スタイナーにはマッサージ・フェイシャルの他に痩身トリートメントがあります。
特定の求人募集をしていないので、ロンドン研修で知る人も多いです。
エステティシャンのようなポジションですが、エレミスが取り扱うのはionithermie(アイオニーサーミー)というトリートメント。
ionithermie(アイオニーサーミー)
30年前にフランスで生まれた痩身トリートメント。海藻マスクとEMSのような電気機器で内側の筋肉に直接刺激を与えるトリートメント。セルライト除去や血行促進や代謝の向上に効く。
機械を使う施術なので、手技はほとんどありません。術前のボディブラッシングくらい。
このコースがアカデミーの中では、フィットネスにつぐスパルタコース。
私も一度、モデル側で受けましたが先生は厳しいし生徒側は大変そうでした😓
授業がすすんで、基本的なマッサージ・フェイシャルの授業が終わると、
マッサージもしくはビューティセラピストの中から数名、
アイオニーに異動が決まることがあります。
機械を使うので、注意事項や安全性などを英語で知っとかないといけないこともあって、
100%ゲストとコミュニケーションが取れるネイティブの子が、
選ばれることが多いように思います。
が、日本人も例外ではなく私がアカデミーにいた時は、日本人のビューティセラピストが選抜されてました。
海外サイトTIME TO SPAに、ラ・セラピー、エレミス、アイオニーの商品が全て載ってます。予習にみておくといいよ!
フィットネス・インストラクター
一番きびしい授業と言われるコースが、フィットネスインストラクターです。
実は、あまりフィットネスに関する情報がありません。ごめんなさい。
ロンドンでの授業内容
ロンドン研修中に見たフィットネスの方たちの様子からまとめてみました。
- セミナー4・5種類の練習
- エレミス商品についての勉強
- ヨガクラス・グループレッスンの練習
フィットネスインストラクターは、船に乗ると毎日のようにセミナーを行ないます。「お腹をペッタンコにする秘密」とか「姿勢矯正のためのセミナー」などいろいろ。
研修中は、毎晩インストラクターの人たちだけ遅くまでセミナーの練習をやってるのを覚えてます。
どの職種もそうなんですが、
自分を売り込んで商品購入やトレーニングの予約獲得につなげなきゃいけないので簡単ではないです。
パブリックスピーキングを毎日しなきゃいけないので、
英語がネイティブ並かある程度ペラペラじゃないと厳しいかも。
私が働いた船は、ネイティブもしくはネイティブ並の英語でゲストに親身になってるインストラクターが売上をつくってました。
スタイナーでフィットネスをしていたオランダ人のDaanという人のブログがすっごい参考になるので、見てみてください
海外サイトTIME TO SPAに、実際にスタイナーが船で扱ってる商品が全て載ってます!予習しておくといいよ!
ネイリスト
スタイナーの稼ぎ頭のひとつ・ネイリスト。
基本、小さいクルーズ船でネイリスト1人、大きい船だと2人配属されます。
ロンドンで習うことはあまりないのか…、私と同じ時期に来てたネイリストたちはけっこうヒマそうにしてました(´-`)イイナ…
ロンドンで習うトリートメントの種類
- ネイルポリッシュ
- ハンドマッサージ&フットマッサージ
- アクリルスカルプチュア
ネイリストに関しては、
サロン経験や実技経験がある人であれば自分の施術方法で良くて、あまりマニュアルに縛りはなさそうでした。
日本のようなアートもジェルも一切なく、船のスパではネイルポリッシュとマッサージのセットが一番予約が入ってました。
アクリルスカルプチュアもメニューにはありましたが、
たまーに予約が入るくらいで無難にワンカラーポリッシュだけのゲストが多かったです。
スタイナーが使ってるネイルブランドはCNDでした。
私はネイリストの子と同じキャビンでしたが、
毎日予約が朝から晩までいっぱいで、忙しそう。常に疲れてました😓
ヒマなマッサージからしたら羨ましかったですが〜
ゲストは定期的にネイルとヘアケアをしたい人が多いので、忙しい仕事がネイリストです。
その他の項目・授業内容
- カウンセリング
スタイナーのマニュアルに沿って、施術前・後のゲストへのカウンセリング・商品紹介の練習 - エレミス商品
エレミスのボディケア商品の筆記テストがあります。 - スパツアーの練習
スパツアーとはクルーズ初日にスパに訪れたゲストにスパを案内してまわること。
スタイナーの研修で、リテールを向上させる授業は一番重要。
マッサージセラピストに混ざって、ネイリストも商品販売のロープレをよくやってました。
海外サイトTIME TO SPAで実際にスタイナーが船で扱ってる商品が全て載ってます!予習しておくといいよ!
美容師
一番、ロンドン研修期間が短いのが美容師。
早いと2週間目には船の案内がきて、すぐに乗船しちゃいます。
ロンドンで習うトリートメントの種類
- バーバー(ひげ剃り)の授業
- 歯のホワイトニングの授業
- カラー・ケラチントリートメントの授業
- その他トリートメントの手順
クルーズ船では、通常のメニューだけじゃなくてバーバーと歯のホワイトニングも美容師が行ないます。
船では同僚の美容師が、
ヘッドマッサージ(首・肩含め)がついたトリートメントもやってたりしたので簡単なマッサージを知っていると良いですね。
https://amin01.com/2018/04/22/crew-hair-question/
その他の項目・授業内容
- カウンセリング
スタイナーのマニュアルに沿って、施術前・後のゲストへのカウンセリング・商品紹介の練習 - エレミス商品・その他商品の知識
エレミスのボディケア商品の筆記テストがあります。 - スパツアーの練習
スパツアーとはクルーズ初日にスパに訪れたゲストにスパを案内してまわること。 - サロンディ
他の生徒や先生が実際にお客さんになって、カウンセリングから実技、クロージングを一通りやる授業・ロープレ。
美容師も、話だけ聞いてるとそんなに研修中は他のコースに比べると
比較的ゆっくりでそんなにテストもないようです。
日本の美容師とネイリストは、技術・サービスが細かいのでそこらへんは問題いらないようです。ゲストの満足度も高いし。
海外の美容師さん、雑な人多いですからね…(^▽^;)
ただ、重要なのは英語力。
マッサージセラピストは変な話、施術中は黙ってられるけど美容師はそうはいきません。
実際、船で働いた同僚もよくお客さんと英語でコミュニケーション取ってる人ばかりだったし、ゲストの出身国によってはほんとにおしゃべり好きなゲストばっかりもします。(特にオージー)施術中、ずっとしゃべってたり。
細かいサービスが必要な仕事なので、ゲストが言ったリクエストも理解しないといけない。
私の知り合いは、研修中に先生が言ってることが理解できなくて
英語スキル不足と判断され、研修の途中で日本に強制帰国させられました。
こればかりは先生との相性もあるだろうし、運もあると思うんです。
けど、やっぱり英語力は必要!!
大切なのでもう一度言いますけど、英語力は必要です。
まとめ
スタイナーに合格したらロンドンにあるスタイナーアカデミーで研修を受けます。
どの職種も、研修は楽ではありません。
私がロンドン研修に行った当時は、
研修についての情報がほとんどない状態でイギリス到着して、手探りで毎日を過ごしてました。
今思うと、貴重な経験で楽しかったんですが
当時は…いやー、しんどかったです。
予習・復習で毎日の睡眠時間は2時間くらいしかなかったし、
英語話せないので、毎日ヒヤヒヤしながら授業を受けてました。
そんな私の経験からできたこのブログが
これから豪華客船で働く人たちのために、
少しでも役に立てればうれしいです。
ロンドン研修については、もっとお伝えしたいことがまだまだあるので
個別に他の記事で案内できたらと思ってます。
あみんでした😄