こんにちは、セルビアでゆったり生きてるあみん(@amin78351841)です。
セルビアでも、日本で言うところのカレー・唐揚げ・ハンバーグ・肉じゃが、
のような国民的家庭料理はたくさんあります。
ここでは、セルビア人の食事の変わった習慣と、実際にセルビアに住む人々が食べてるセルビアの定番の献立をまとめてみました。
- セルビアと日本の食生活の違い
- セルビア人がふだん食べてる国民的家庭料理
- 日本でもセルビア料理が食べれる場所!
セルビアと日本の食事習慣の違い
セルビアではスープを先に食べるコース料理方式
セルビアで料理を食べる時は、家で食べる時もスープがまず出てきて
スープを飲み干してから、メインディッシュとサラダ・パンを一緒に頂きます。
西洋料理の歴史によると、先にスープを飲んで体を温める意味があるようです。
また食事の途中に水分を取ってしまうと胃酸過多になりやすくなるので
先に汁物を取るのは、胃に優しい食べ方になってます。
セルビア人の食事の時間
セルビア人の食事は日本人と同じ、1日3食がふつう。
日本と違っているのは、セルビア人の食事を取る時間。
朝食は、だいたい7〜9時のあいだと日本と同じですが、
セルビア人の昼食を13〜15時までのあいだと、遅めの昼食。
しかも、昼食はセルビア人にとって1日でメインの食事。
スープ・サラダ・おかず・パンとバランス良く量もがっつり食べる習慣があります。
ガッツリ昼食を食べたら、お腹が空いてくる晩ご飯の時間はだいたい20〜22時と遅め。
しかも、昼食ほどしっかり食べずに軽食程度を食べます。
わたしの家でも、義母は晩ご飯を作らない時もしばしば。
保存食であるソーセージとチーズ・パンだけ食べたり。
日本はどちらかというと、家族がそろう晩ご飯をしっかり食べますが
セルビアは昼食がメインです。
魚よりも肉料理が多いセルビア
ヨーロッパの中心に位置するセルビアは、海がない内陸国。
なので、「魚」と言ったら
だいたい他ヨーロッパからの輸入、
セルビア国内の湖や河川で穫れた淡水魚を食べます。
スーパーに行くと、鮮魚売り場よりもお肉売り場の面積の方が大きい。
お肉屋さんは10軒以上あるけど、魚屋さんは数えるほど。
そういった理由から、魚をあまり食べない文化です。
私の友達の中には、全く魚が食べれない子もいます😮
セルビアの一般家庭料理
1.乾燥マメと塩漬け肉のシチュー
セルビアの家庭料理の定番の定番、乾燥マメのシチュー。
「パスゥリィヤ」と言う料理。日本語の意味で「豆」。
スープというよりは、カレーとかシチューのようなトロトロした煮込み料理です。
ミキサーにかけたタマネギや人参などの野菜と白インゲン豆と乾燥肉(ベーコン・ソーセージなど)を煮込んで作ります。
味付けは濃いめで豆の風味が強く、塩気のあるお肉と豆のコンビが美味しい😋
各家庭で、レシピが違ってくるおふくろの味のひとつです。
パスゥリィヤが出るときは、スープなしでサラダとパンを添えて食べます。
だいたい、セルビア人はみんな好き。
特に「男性に好まれるレシピ」なイメージです。
うちの旦那も大好き😋
2.パプリカのひき肉詰め
セルビア版ピーマンの肉詰め。「プニェネ パプリカ」という料理です。
たっぷりの野菜・ハーブ・米・ひき肉・トマトペーストをパプリカに詰めます。
フライパンで焼くのではなく、オーブンで焼くかトマトソースに浸して煮込んで作ります。
私は、オーブンで焼くほうが個人的には好き。
パプリカが香ばしく焼けて、中に詰めてたトマトソースが
野菜やハーブのだし汁と一緒に混ざってよりいっそう濃厚なソースになる😋😋
セルビアはパプリカの生産が盛んで、パプリカのレシピもたくさん。
パプリカの肉詰めのレシピ
3.バルカン風スティックハンバーグ
パスゥリィヤに続いてセルビアでザ・定番のおかず「チェヴァプ」。
食べきりサイズのスティック状のハンバーグのこと。
セルビアだけでなく、ボスニア・ブルガリア・クロアチア・モンテネグロ・マケドニア・スロベニアのバルカン地域で定番の食事のひとつ。
国のお肉や味付けによって風味が違うらしい。
イタリアやヨーロッパの他の国でも食べることができるほど、有名な料理。
牛肉・ラム肉をミックスした弾力のあるひき肉に味付けがされてるので、
ソースなしでそのままフォカッチャと一緒に食べてもいいし、
レストランでオーダーすると
だいたい生の刻みタマネギ・カイマックというチーズと一緒に出される。
子供から大人まで、年齢関係なく幅広く好かれる料理。
肉屋さんで作られたものが手に入るので、買ってきて焼くだけの時短料理でもある。
セルビアのレストランだったら、大体どこでも食べれるので挑戦してみてください😋
4.セルビアのトマトソース・ミートボール
セルビアにもミートボールあります。
トマトソースを絡めたこのミートボール、セルビア語で「チュフテ」。
レストランではあまり見かけないメニューなので、家庭の料理のひとつ。
写真のように、マッシュポテトと一緒に食べるのがセルビア風。
濃厚なトマトソースとしっかり味付けされてるミートボールのこってり味と
マッシュポテトの甘さのバランスがちょうど良いです。
セルビア風ミートボールのレシピ
5.セルビア風・鶏カツ
見た目は鶏カツというよりも、フライドチキンに近い料理ですが
とり肉だけでなく豚肉でも作られるのでセルビア風カツとしました😅
セルビア語で「ポフォヴァノ メソ」と言います。
日本のカツと同じような作り方で、ケチャップやハーブで味付けしたお肉に、
小麦粉・卵・焼き上げたパン(クルトン)を細かく砕いたものを絡めて揚げます。
簡単に出来るので、家庭でよく出る料理です。
セルビアでは、日本のように醤油やソースをかけて食べる料理はほとんどなくて、味付けがしっかりされててそのまま食べる料理が多い。
著者的には、どちらかというと日本のトンカツ・鶏カツの方が好き🙄
セルビアのカツはコッテリ・しっかり味付けが好きなセルビア人好みな1品。
日本でセルビア料理が食べれるレストラン・お店
日本でもセルビア料理が食べれるって知っていますか?
2018年から、東銀座にあるワインビストロトレオンエレナ銀座でセルビア料理が食べれるようになりました!
数年前まで、日本でセルビア料理が食べれる場所は無かったので、嬉しいニュースです!
クロアチアやモンテネグロ・ギリシャ料理レストランは前からあったんですけどね…
その他にも、日本でセルビア料理が食べれる場所はこちら
- ワインビストロ・トレオンエレナ銀座
東京・東銀座
セルビア料理・コース 3500円(要予約)
※メニュー内容は季節によって変更します。
- JICA関西
兵庫県・神戸
日替わりで世界各国の料理が1000円以内で楽しめるレストラン(食堂)。
一般の人でも利用可。
セルビア料理が出される時もある。
まとめ
①セルビアの変わった食事の習慣
- メイン料理を食べる前に、スープがまず先に出てくる
- 1日3食だが、昼食が13〜15時の間と遅め。
昼食をガッツリ食べて、夜は軽く食べるのがセルビア式。 - 内陸国のため、魚や魚介類・海藻を食べる習慣が極端に少ない。
新鮮な魚は、河川や湖からとれる淡水魚。
②セルビアの一般家庭でふだん食べられてる料理
日本でもようやくセルビア料理が食べれるようになりました!
野菜とお肉のうま味をうまく利用したレシピが多いセルビア料理!
セルビアに旅行に来た際は、ぜひ試してみてください💖
あみん